第11回目にご紹介するのは、株式会社エスワングループの『リンゴとハチミツのドレッシング&幸せのまかない牛すじカレー』と『尾道生チョコガトーショコラ』です。
シェフの小泉槙一郎さんが代表をつとめる同社は、尾道で「レストラン尾道レスポワール・ドゥ・カフェ」、三原でDining Bar「SAKANAZA」、定食屋「とんかつ 福まる」の三店舗を運営しています。
すべての始まりは、1987年に開業した17坪の欧風料理店。地方ではフランス料理がまだ珍しかった時代に、箸で食べるフレンチを提案し、子ども連れでも気兼ねなく訪れることのできるレストランを目指しました。
「醤油をベースにしたオリジナルソースなど、そんなのはフランス料理じゃない」と同業者に揶揄されながらも、古い慣習への違和感を手放さず、料理人として信念をもち、息の長いレストラン経営を続けてきた小泉シェフ。そんな彼が手がける商品の背景にあるストーリーや哲学について、伺いました。