まろやかで飲みやすい西条柿100%の『柿酢』
広島原産の西条柿を使った柿酢です。血圧を下げる効果があるといわれているカリウムの濃度は、黒酢の3倍あります。
他にもタンニンやポリフェノールなどが含まれており、健康志向の方におすすめのお酢です。
酸度が4.5度ないため表記上は清涼飲料水となっていますが、添加物が一切入ってない100%の柿酢です。
お客様からは、「コクがあり、まろやかで飲みやすい!」と好評いただいております。
召し上がり方
1. 原液で
1日1回、小さめのおちょこに軽く1杯程度の量を限度に毎日お飲みください。口に含んでまるめて飲むとまろやかな風味が楽しめます。
2. 水で希釈して
水で5倍程度を目安に希釈し、お好みに合わせてお飲みください。はちみつや果汁を加えると飲みやすくなります。
3. 炭酸や焼酎で割って
お酢がきつく感じられる方は、炭酸割りなどでもお楽しみいただけます。
4. お料理に
和風、洋風、中華料理どの料理にも合いますので、通常のお酢代わりにお使いください。
5. デザートに
デザートづくりのベースとして使用したり、ヨーグルトやジャムなどに加えていただくのもおすすめです。
糖度が高く、とてもやわらか。広島原産西条柿の『干し柿』
広島原産西条柿の干し柿です。西条柿は渋抜き(渋みを抜く作業)をすることにより、糖度の高い柿になります。歯が弱い人でも食べられるやわらかい干し柿です。
広島原産西条柿の干し柿
『西条柿』とは
脱渋技術の進歩とともに生産量が増加
「西条(さいじょう)」は、ずんぐりとした丸みのある縦長の形で、表面には4本の溝が入っています。
サイズは100~150gくらいとやや小さく、果皮は薄めの橙黄色。ほかの柿にはあまり見られない個性的な姿をしています。完全渋柿なので、アルコールや炭酸ガスで渋抜きをしてから出荷され、ポリ袋に入った状態で店頭に並ぶこともあります。
渋抜きをした西条柿は甘味が強くて果汁も多く、緻密でやわらかいのが特徴。ただし、軟化しやすく、日持ちはよくありません。
収穫時期は10月から11月頃。直売所などでは「干し柿用」として枝付きの渋柿も販売されます。
西条柿は広島県が原産とされ、かなり古くからある品種と考えられていますが、栽培が本格化したのは昭和に入ってから。
干し柿の製造工程
- 霜対策をします
- 柿を収穫します
- 選果します
- ヘタ取り作業
- 皮を剥く作業
- 紐に吊るす作業
- 窯80度以上の湯に30秒つけます
- ゲージにかけます
- 3週間程度干します
- 柿を揉みます
- 冷蔵庫で保管
柿は3週間程度、じっくりと干します
建具店から柿の栽培へ
昭和30年代に、先代が建具店を創業
平成元年、減反政策で休田になったところに柿を植えました。
平成5年には柿の販売を事業として行うようになりました。建具時代の技術を活かし、干し柿の設備を自作しました。
西条柿は、東広島にある1000年前のお寺の長福寺(西条町寺家)の柿の木が原木といわれています。西条柿は現在鳥取・島根などで盛んに栽培されていますが、ほとんどが改良種です。
松井農園では、西条柿の原木種のみを扱っています。
柿の木を守るために行う、万全の霜対策
西条柿は霜に弱い特性もあり、より繊細な対応が必要
2021年は、4月の初旬の霜の影響で通年の1割程度しか柿が収穫できませんでした。柿農家にとって一番の課題は、晩霜(ばんそう:晩春、初夏の頃に降りる霜で作物に影響をもたらす)対策です。
例年桜が咲く季節は、霜の被害から柿を守るため、晩霜対策に追われます。霜から柿の芽を守るための液を散布したり、5メートル間隔で火を焚きます。過去には、深夜に火が広がる光景を見て、「火事が起きている」と消防に通報した人もいます。
これまで3年に1回くらいの割合で、霜の被害が起きています。
柿の木を守るために霜対策が不可欠です
よい商品をお届けするために、品質管理を徹底しています
今後は海外の方にも食べていただきたいという目標
湿度や天気によって柿を干す加減が変わり、状況に応じてきめ細やかな調整が必要となります。おいしい柿をお客様に食べていただきたいという思いから、品質の管理を徹底しています。
手間もかかるため、それほどたくさんの量は作れませんが、よいものをお届けしていきたい思いがあります。
先代が常々語っていた「日本一の干し柿をつくる」を受け継いでいくのが私たちの使命です。
松井農園のお二人