広島県産レモンで地域を元気に——平本商店 × ANA「農園プロジェクト」
瀬戸内の陽光が育てた、皮まで食べられるレモン
広島県産レモンの魅力を、全国へ、そして世界へ——。
広島県三原市で地方創生に取り組む合同会社平本商店と、ANAあきんど株式会社広島支店が手を組み、広島県産レモンを主役にした商品開発プロジェクトが動き出しました。その取り組みから生まれた3つの商品が、今、全国の食卓へその味わいを届け始めています。
この挑戦を起こしたのは、「地域を元気にしたい」という共通の想いを持つ二者。航空会社のネットワークと地域への思いが掛け合わさった、新しい形の地域ブランドが誕生しました。

平本商店について
平本商店は2022年4月1日に創業。「地域のGDPを上げる」を目標に、広島県三原市の地域創生に取り組んでいます。

地元産の野菜や農産加工品の販売に加え、まちづくり支援、障がい者支援、企業マッチングなど、地域に根ざした多彩な活動を展開しています。
現在は販路を拡大中で、広島の食の魅力を全国へ発信しています。

ANA「農園プロジェクト」との出会い
きっかけは、思いがけない「ご縁」でした。
平本商店は、ANAあきんど株式会社広島支店が全国で展開する「農園プロジェクト」に参画しています。
この取り組みは、地域産品や観光資源を活かした体験ツアーや商品展開を通じて、交流人口・関係人口の創出と地域活性化を目指すものです。
現在は広島支店(レモン)、松山支店(みかん)、庄内支店(だだ茶豆)の3支店で展開されており、平本商店は松山支店と縁のある方からの紹介でANAあきんどと出会いました。
人と人がつながることで生まれたこのプロジェクトは、「レモンを通じて人をつなぐ」というブランドの理念そのものを体現するような始まりでした。
2023年8月、ANAあきんど広島支店および障がい者支援団体「特定非営利活動法人ふぁいと」とともに連携を正式にスタート。ふぁいとが管理する広島県三原市のレモン農園での収穫体験ツアーは、県外からの参加者も多く、2024年・2025年と回を重ねるごとに広島への関心を広げるきっかけにもなっています。
「ANAさんと取り組むことで、たくさんの方に広島のレモンを知っていただける機会が格段に増えました」(平本商店)
ブランドロゴ「HIROSHIMA LEMONS」に込めた思い
3商品に共通する「HIROSHIMA LEMONS」のブランドロゴは、三原市を拠点に活躍するグラフィックデザイナー・赤野有希氏(ノアカノ)が手がけました。

赤野氏によるロゴには、レモンの形をしたつながるラインが描かれています。
これは広島のレモンが日本や世界の人々とつながること、そして生産者とお客様がつながる「人」の形を同時に表現したもの。
アイキャッチとして、広島の「広」という漢字とカタカナの「レ」を融合させることで、「広島のレモン」であることが一目でわかるデザインになっています。
手に取るだけで、広島とレモンへの想いが伝わってくる——そんなロゴです。
3つの新商品をご紹介
「広島県産レモン」へのこだわりを貫いた3つの商品。どれも、広島県産レモンの魅力を伝えたいというプロジェクトメンバーたちの試行錯誤から生まれた、本物の味わいです。
1. レモンのお酢で作ったマヨネーズ
卵もレモンも、広島産。だから生まれた、すっきりおいしいマヨネーズ。

「広島県産の卵とレモン、この二つを組み合わせたらマヨネーズができるのでは」——そんなシンプルなひらめきが、この商品の出発点でした。
ただ、レモンをそのまま使うと保存性に課題が生じます。そこで相談を持ちかけたのが、尾道で創業440余年の歴史を持つ老舗・尾道造酢株式会社。
広島県産レモンを皮まで丸ごと使って発酵させた特製の果皮酢を、マヨネーズのお酢として使用するという独自の配合が誕生しました。
油には米油を選択。国産原料へのこだわりに加え、米油ならではのコクがレモンの酸味と絶妙なバランスを生みます。旨味調味料は一切不使用。
ANAあきんどと平本商店のスタッフが試食を重ね、果皮酢の配合量を丁寧に調整して完成させた、素材の味が真っ直ぐ伝わる一品です。
食べてみると——
一般的なマヨネーズより軽くすっきりとした口当たりで、「こんなにさっぱりしたマヨネーズがあったのか」と驚く方も多いといいます。
野菜との相性が特に抜群で、素材の甘みを引き立てます。瀬戸内の魚介や白身魚のフライ、カルパッチョなど生のお魚にもよく合う、まさに広島らしい万能マヨネーズです。
2. 大人のCraft レモン果皮にごり酢
天正10年創業の蔵が守り続けた、酢酸菌という宝。

「このお酢で、もっといろんなものができないか」——マヨネーズ開発で尾道造酢と育んだ信頼関係が、次の一手へとつながりました。
レモン果皮酢をビネガードリンクとして展開する構想が生まれ、ANAグループの客室乗務員・空港地上係員・整備士・運航乗務員をはじめとする社員およそ300名が試飲会に参加。3種類の中から選ばれた味が、この「大人のCraft レモン果皮にごり酢」です。
最大の特徴は、その名が示す通り「にごり酢」であること。一般的なお酢はろ過によって酢酸菌を取り除きますが、創業440余年の尾道造酢は先人から受け継いだ伝統の技法のもと、酢酸菌をあえて残す昔ながらの製法を守り続けています。
酢酸菌にはアレルギーの予防・改善効果があるとも言われており、健康意識の高い方にも注目される成分です。
試飲後の定量的なアンケートには230名以上の回答が集まり、開発チームの自信を裏付けるものでした。ビネガードリンクを習慣的に飲む方の約60%が選び、飲む習慣がない方のうち約60%が「今後習慣化したい」と回答。購入用途はお土産42%・自分用40%と、自分へのご褒美にも贈り物にも選ばれる商品です。
飲んでみると——
やさしい甘さとレモン果皮の心地よい苦み、爽やかな酸味、そして後味のスッキリ感。「お酢は男性が苦手というイメージがあったが、意外と男性からの支持も集まった」という発見もあったといいます。
おすすめは炭酸割り。甘さ控えめに仕上げているので、炭酸で割ることで、すっきりとしたビネガードリンクに仕上がります。朝の目覚めに、仕事終わりのご褒美に、毎日の新しい習慣として取り入れてみてください。
3. 皮まで味わう 広島県産レモンのコンフィチュール
保存料なし、香料なし。レモンと砂糖だけで、ここまでできる。

保存料も香料も使わずに、広島県産レモンそのものの美味しさを届けたい——
その一点にこだわり抜いた結果が、このコンフィチュールです。
原材料は広島県産レモンと砂糖のみ。パティシエ特製のこだわりレシピにより、レモンピールを丁寧にすりおろして作った特製シロップに、半月状にカットしたスライスレモンを漬け込みました。
カットの厚みにも徹底的にこだわっています。薄すぎると食感が失われ、厚すぎると皮の苦みが主張しすぎる。その絶妙な境界線を、試食を重ねながら探り当てました。
保存料を使わないため、賞味期限は製造から120日。それは裏を返せば、「今この瞬間のレモンの美味しさを、そのまま閉じ込めた」ということ。2026年冬からの本格販売に先駆けた数量限定の先行発売です。
食べてみると——
特製シロップが染み込んだレモンの皮と果肉が一体となり、「レモンを丸ごと食べている」ような贅沢な味わいが生まれます。
プレーンのギリシャヨーグルトに添えると、コンフィチュールの甘みと酸味がクリーミーなヨーグルトに溶け込み、砂糖なしでも十分な満足感。
紅茶にひとさじ加えれば、一杯が特別な時間に変わります。
フレンチトーストやアイスクリームとの相性も抜群で、食卓に広島の陽光が差し込んでくるような一品です。

広島県産レモンから広がるつながり
「一人でも多くの方に広島のレモンを知っていただいて、広島へ足を運ぶきっかけになれば——」
平本商店とANAあきんどが、このプロジェクトに込めた共通の願いです。
せとなか百貨店を通じて商品を手に取った方が、広島という土地に興味を持ち、いつかその地を訪れる。そんな小さな出会いの積み重ねが、地域を元気にしていく——。
このプロジェクトが目指すのは、商品の販売にとどまらない、人と地域のつながりです。
レモンの新しい可能性、老舗の蔵が守り続けてきた伝統製法、パティシエが追い求めた果皮の食感——。
それらすべてが、この3つの商品の中に詰まっています。
広島の陽光をたっぷり浴びたレモンの味を、ぜひ味わってみてください。

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